
エロ漫画家の燈と、彼女を支える担当編集の倉橋は、カラオケボックスに缶詰状態で絶賛ネームの修羅場真っ最中。なんとか限界のなかでネームを終わらせ、ご褒美のハニトーを美味しそうに頬張る燈だったが、倉橋から作中に登場する竿役の男が自分に酷似していることを指摘される。
すると燈は、照れ隠しと高揚感のままに「倉橋さんの事ブチ犯したいと思って描いたっすから」と衝撃のセリフを口走ってしまい、仕事仲間だったはずの二人の関係は一気に肉欲の限界突破へと加速していく。
オオサキの19ボックス
タイトルは、19ボックス。作者名は、オオサキ。
華やかなギャル美ジュアルと濃密なフェティシズムタッチが描く理性を溶かす恍惚の表情

このエロ漫画の魅力は、描き込まれた濃密な主線と繊細な斜線ハッチングが美しく、ギャル系の華やかなビジュアルとトロンとした恍惚の表情が最高の背徳感を演出する、オオサキ先生独自のフェティシズムタッチにある。
仕事モードから一転してメスの本能を覚醒させ、カラオケボックスという狭い密室で倉橋に迫る燈の姿は、読者の股間を理屈抜きで瞬時にギン勃ちボンバーへと追い込む。
修羅場のストレスと缶詰状態。そこからたまりに溜まった性欲が、狭いベンチシートの上で一気に解放される。
先生の美麗な筆致によって描かれる、汗ばんだ身体の重なり合い。そして、きつきつの膣内に向かって、ガチガチの肉棒を何度も叩き込むピストン。
それらを見せつけられた瞬間、読者の下半身は激しく勃起してしまう。不器用ながらも互いの肉体を貪り尽くす、まるで放課後のような共犯関係。その妄想に深く溺れ、激しい自慰行為の手を止めることができなくなるのだ。

再読して伝えたいことを勃起しながら伝えたい
オオサキ先生の『19ボックス』を、約2ヶ月ぶりにじっくりと再読してみた。
作中で、男性の担当編集者に向かってストレートに「犯したい」と自身の欲望をぶつける女流漫画家。それに対する男側の答えは「大切にしたい」という誠実な言葉でありながら、その股間は隠しきれずに激しく勃起しているのだ。
男がどれほど理性を保ち、誠意を持って相手に尽くそうと試みたところで、決して嘘をつくことができず抗えないもの。それこそが勃起という生理現象なのだ。
そしてこの女流漫画家もまた、男の持つその誤魔化しようのない身体的リアリティを知ることで、新たな表現や作風を自身の作品へと取り入れていくことができるようになる。
「性の充実」とは、すなわち「生活そのものの充実」と同義なのだ。
僕は股間を熱く勃起させながら、この奥深いエロ漫画から人生における大切な真理を学んだ。

