うだるような暑さの夏、神主の祖父の手伝いのために田舎へ帰省した武之。そこで再会したのは、等身大の可愛らしさを放つ従姉妹の女子高生・絵梨だった。二人きりで古い倉庫の片付けを進める中、武之はひょんなことから蔵に眠っていた「張り型」を壊してしまう。
それが引き金となったのか、武之の中に眠っていたオスの本能が、まるで何かに憑りつかれたかのように暴走を始める。逃げ場のない蔵の中で、困惑する絵梨を欲望のままに組み敷く武之。有馬紘一先生が描く、柔らかくもエロティシズム溢れる絵梨の肉体は、まさに「マン点」の愛らしさ。親戚同士という禁忌の境界線を越え、田舎の片隅で繰り広げられる激しいハメまくりの記録。

有馬紘一の憑きモノにオトサれて〜絵梨編〜
タイトルは、憑きモノにオトサれて〜絵梨編〜。作者名は有馬紘一。
有馬紘一が揺り動かす「田舎女子高生と大人のおもちゃ」のリアリティと、秘密を共有する背徳の昂ぶり
『憑きモノにオトサれて〜絵梨編〜』を読んでいると、男という生き物はどうして、女の子からの純粋なお礼を、都合よく性的なお返しへと変換して想像してしまうのだろうか。そんな身勝手な欲望を、パンパンに膨らんだ股間とともに自省させられるほど、この作品のシチュエーションは完璧だ。
この物語を読んでいて、ある離島に住んでいた同級生の女の子を思い出した。彼女はネットでこっそり大人のおもちゃを購入したが、それがクラスメイトにバレてしまったのだ。周囲に冷やかされ、必死に言い訳をしていた彼女だったが、僕と二人きりになった時だけは静かに黙っていた。
仲良くなってから知ったのは、彼女が実際にそのディルドを大切に持っていたという事実。意外と身近な女子高生にとって、性具は手の届く場所にある秘密のアイテムなのかもしれない。
本作の絵梨も、壊れた張り型を前にして、内に秘めていた淫らな好奇心を暴かれていく。田舎の静けさの中で、張り型以上の熱量を持った肉棒に貫かれ、従姉妹という立場を忘れて絶頂を繰り返す。有馬紘一先生が描く、汗ばんだ肌と乱れる呼吸の生々しさ。かつてどこかの島で起きていたかもしれない「秘密の出来事」を脳内で補完しながら、一気に絶頂まで駆け抜けてほしい。

