
大好きなアイドルのライブに落選し、会社で激しく落ち込んでいた先輩女子の主人公。そんな彼女に「チケット余ってますよ」と奇跡の提案をしてきたのは、会社の後輩・阿部だった。
大喜びで飛びついた彼女だったが、交換条件として阿部が突きつけてきたのは、彼の自宅で行うコスプレ撮影会への参加だった!
阿部の推しであるアイドルキャラ「瑠璃咲みり」の衣装を着せられ、カメラの前で際どいポーズを取らされる先輩。ファインダー越しに彼女の豊かな肉体を見つめていた阿部だったが、ついに理性が限界を迎え、「すみません!」と先輩に激しく抱きついていくのだった。
餅田こゆびのちゅーずみー
タイトルは、ちゅーずみー。作者名は餅田こゆび。
欲望を肯定する都合のいい口説き文句 餅田こゆび先生が描く男女のリアルな力関係
本作を読んでいて深く頷かされるのは、これが単なるファンタジーではなく、男の都合が良い性交渉における口説きであり、同時に女にとっても都合の良い前提になるという、非常にリアルで身近なエロが描かれている点だ。
いざ性交渉の直前になると、男側は「そんな格好をする先輩が悪い」「かわいすぎるから僕の理性が壊れた」と、一方的に女の子の魅力のせいにして押し切ろうとする。女の子側はそんな後輩の暴走に戸惑いながらも、目の前で自分のせいでペニスをギン勃ちボンバーさせている男の姿を見ることで、自分のメスとしての魅力が100%肯定されたという免罪符を得るのだ。
ただし、現実の猥談として一つだけ強く注意して欲しいのは、この関係は女性の側に少しでも「拒絶や怒り」を感じることがあれば、その瞬間に一切成立しなくなるという点だ。もし嫌がっている相手に現実世界で手を出せばどうなるか?
その先にあるのは破滅のみであり、現実社会は複雑でありながらも、男に対して非常に厳しい。その危うい境界線の上で、ギリギリの合意と流される快感を完璧に描ききっているからこそ、この漫画はエロいのだ。



